05 | 2017/06 | 07

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観た映画がピンとこない時 

初見でイマイチピンとこない映画っていうのがありますね。
そんなときにオススメなのが、その監督の違う映画を観ること。どんなアーティストも切り口は違えど、毎回テーマには同じようなものを選んでいたりするんだよね。
で、描き方が違うとその人が訴えたかったテーマに気づいたりすることが出来る。「よくわからないけどなんとなく気になる」みたいな作品に出会った時は、同じ監督の違う作品を観るといいかもね。


自分は最近観た中では「マイレージ、マイライフ」がそんな作品だった。
悪くはないけど…どうもシナリオがご都合主義的すぎるように感じてね。ジョージ・クルーニー演じる主人公が「恐怖奇形人間」の土方巽(例えがわかりにくすぎるかw)か!!ってくらいに自分の生き方をあっさり改心しすぎのような気がしてならない気がしてしまった。
人間あんなにあっさり自分の人生観かわるもんかね~と。

で、その後同じ監督の「JUNO」を観たらやっぱり「マイレージ~」の印象も変わるんだよね、面白いことに。


好み的には「JUNO」の方が上だと思うし、多分誰がみても「JUNO」のがいいと思うんではないかと思う。
身近にいる人の愛情や、人生のほろ苦さみたいなものに気づくってのも「妊娠・出産」という女性にとっての一大イベントを経験するっていう展開であれば納得がいくというもの。

この2作品、主人公の立場は「クールなものにアコガレ、人と違ってることにプライドを持つ女子高生」と「バリバリの仕事人間で人間関係はドライにが身上の、エリートビジネスマン」と全く違うようだが、中身は結構似てるのよね。
どちらも他人に依存しないし依存されたくない人間。そういう人間がある事件をキッカケに、他人との関わりを見つめなおすというお話。

先ほどもいったように、「JUNO」の方がそのきっかけになる事件が大きいだけに説得力がある。
で、この監督は音楽とか画作りのセンスがとにかく洗練されてるのね。ポップでキャッチーで、P・T・アンダーソンとかその辺のアメリカ次世代系の監督に通じるものがあって、「JUNO」で炸裂してるサブカルトークとかも気が利きすぎて鼻につくぐらい(笑)

で、それが「JUNO」では結構深刻になりそうなテーマをライトな感じに描くのにプラスに働いているのだが、「マイレージ~」では逆に深刻さが薄れたことによって作品自体も軽く見えてしまってるような気がした。
センスが良すぎるのも考えものってことか。
マイレージは余韻を残す終わり方なんだが、そこがなんとなーく流れて行ってしまったのもその辺が原因なのかな~と。

ま、でも「JUNO」を観た後だと「作者からの問いかけでいろんな解釈が出来るラストととればもうチョイ評価があがるかな~」と感じた次第です。
もしこれから観ようとする人には、個人的には「JUNO」→「マイレージ~」の順番で観ることをオススメします。
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話題のゲイ映画鑑賞 

前から友人に「ブロークバック・マウンテン見てください。オススメです!!」って言われてたんだが…
「面白いの?」聞いたら「ホモってます」って言われて…こんな褒め言葉(?)で見る気になると思われてるのか?と小一時間問い詰めたい気はしてたんだが、そいつの映画の趣味がいいのは知ってるし、ここまで推すのは何かあるんだろと思って先日レンタルしてきましたよ。


で、感想。ネタバレも含むんでこれから観る予定の人は心してみてください。


予備知識はまったくいれずに鑑賞。最後のクレジットで「あ~、監督アン・リーなんだ~」って思うくらい。まあジャンル分けするなら恋愛映画になるのかな。それも悲恋物。ただ、自分を登場人物の立場に置き換えると、その辛さとかは本当にツライものだろうなと想像できるんだが…

何故か画面で起こってることには爆笑してしまう自分がいる。
だってさあ~、いくら人里離れた山の中で厳しい自然に囲まれてキツイ仕事してて人肌恋しい状況だとしてもさあ、いきなりジェイク・ギレンホールがぶっちゅ~ってしてきてさあ、そこでおもむろに「掘ってやるぜ」って思うくらいムラムラとなるのかと!!

多分俺のゲイ像みたいなのが「パタリロ」で止まってるくらい遅れてるゲイ後進脳な所為なのかね。及川みっちーとか全盛期のジュリーみたいな中性的な魅力全開の人間の絡みは乗れても、この画の違和感と来たら…
予備知識ナシで観たら、「仁義なき戦い」でいきなり菅原文太と松方弘樹の絡みが始まったくらいの衝撃受けたんじゃないだろか?

まあゲイの人は男らしい人多いっていうしね。男らしい自分をかたくなに守ることに囚われた人間が、内面にこうした欲望を抱える苦悩は計り知れないだろうなあ。

で、ロミオとジュリエットしかり、恋は障害がある方が燃えるわけですよ。この時代、封建的なアメリカ社会ではゲイであることがばれたらリンチされて殺されることもある時代。そんな中で人生で最も愛する人が同性であったとしたら…そんな悲劇がたっぷりと描かれるわけですよ、はい。
4年ぶりの再開を果たした二人の、映画史に残る情熱的なぶっちゅ~は、爆笑しながら悲痛な想いが出来るという稀有な体験が出来るという意味でも傑作。


他にも映像美の素晴らしさや、音楽の使い方の的確さ、役者陣の演技の素晴らしさも完璧。夫がゲイであることを知った妻の苦悩を見事に演じたミシェル・ウィリアムズも印象的だったなあ。映画のテクニック的な部分は全てSクラスだろうね。

まあ色々な意味で他にこんな映画ないし、どんな人でも絶対に観る価値はあるであろう傑作だと思います。こういう色々な想いをさせてくれる映画があるから俺は映画を観続けるんだしね。

最近観た映画感想ひとまとめ 

今日は稼動ナシの休養日だったので、最近観た映画の感想で書き漏らしをひとまとめにして。
パチってるだけじゃないですよあたしゃ。

・アメリカンティーン…アメリカ学園物の決定版。俺たちがジョン・ヒューズ映画で観ていた世界は現実だった!
この映画の凄いところはドキュメンタリーであるところ。プロム(卒業パーティ。パートナーに如何に地位の高い女子や男子を連れてこれるかで、勝ち組負け組がハッキリ別れるありがたくない制度)ってやっぱり残酷な催しだよね。
負け組視点の映画は数あれど、この映画の凄いところは、一見何の苦労もなく生活してるように見える王子や王女もみんな悩んでいるという当たり前の事実を切り取った点だ!
映画監督になるような奴は学校ヒエラルキーの負け組が多いから、この視点は斬新。学園物好きなら是非。

・殺人の追憶…韓国の天才監督ポン・ジュノ監督の代表作。とりあえずこの人はキューブリック、黒澤、ゴダールなんかと並び称されるべき超天才。
今現在映像表現として、この人の高みまで達している監督は殆どいないのでは…という前評判にたがわぬ珠玉の名作。
ただ普段「アクション」やら「恋愛」やらハッキリとジャンルがわかる映画ばかり観てる人にとってはちょっととっつきづらいかもね。一応犯罪サスペンスに分類されるんだけど、それだけでは終わらない懐の深さを持っている。
殺人事件の犯人探しでぐいぐいと引き込んでいく語り口の妙、ラストの余韻、全てが超A級のセンスで描かれた大傑作。映画好きなら絶対観るべし。

・ハッスル&フロウ…Hip-Hopという文化の本質を巧みに表現した、Hip-Hop映画の傑作。
最低の底辺からマイクとセンスでのし上がる。それがHip-Hop。
アーティストを志すもの全てが「あるある」と納得してしまう、喜びと挫折。音楽映画としてもかなりレベル高いやね。

・片腕マシンガール…大海物語で大変お世話になった八代みなせタンが手をてんぷらにされる!空飛ぶギロチンと対決する!
このフレーズで「おっ♪」と思う人にオススメなZ級アクション映画。エグイシーンも笑って許せる人なら楽しめます。まあ欲を言えば、その先の何かがあるかっていうとないんだけどね。
それでも嫌いになれない友達みたいな作品。肉片は男のロマン!

こんなところか。その前にもゼア・ウィル・ビー・ブラッドみたいな大傑作と呼べる作品も観てます。

今観たいのはブロークバックマウンテン、シークレットサンシャイン、ミュンヘン、まぼろしの市街戦、レボリューショナリー・ロードといったところ。
完全に映画野獣復活やね。映画観るのが楽しくて、楽しくて…


ま、明日からは先週のリベンジでパチの方もがんばります。よろしく。
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