今回は360のSFホラーDeadSpaceを紹介。
まずこのゲーム、審査機関の規制に引っかかって国内版が出ておりません。どこら辺が問題かと言うとこのゲーム、現存する中でもトップクラスの人体破壊ゲームです。
舞台は宇宙。
資源採掘のために異星に旅立った宇宙船から救難信号が発せられ、主人公乗り込む救助船が原因調査に向かった先で、手足をバラバラにしない限り死なないエイリアンの襲撃にあう…といったストーリー。
(ストーリーはクリア後wikiで翻訳を見ながら補完しました)
このエイリアンがホント死なない。倒すとポロリとアイテムを落とすので後半はそれで判断してたけど、序盤は相当苦労しました。
通常のゲームの場合ヘッドショットと言われる頭を打ち抜くのが攻略になるゲームが多いのですが、このゲームはその部位を四肢にしているところが特徴ですね。
頭がなくなってるのに首から触手をピチピチさせながら引っ掻いてくるエイリアンがとっても健気(笑)
こういった要素は非常に
遊星からの物体Xを彷彿させます。
一番問題のモンスターが「Infector」。コイツは死体を冒して強力なモンスターに変異させてきます。
更に主人公が調査している宇宙船はエイリアンに蹂躙されて材料(死体)だらけ。とりあえず死体がゴロゴロしてる部屋があって「ヤバイな」と感じたら、長州力よろしくストンピングで死体をストンプしまくって、変異しても害のないように死体をバラバラにしとかないと安心できません。
エイリアンは動きがとても素早く、船内のダクトをとおして移動してるので後ろが壁でも背後から襲われることもしばしば。
密閉された空間で周囲は全て敵だらけの状況は、先ほど挙げた遊星~や
エイリアンといったSFホラーの古典的名作と通じるものがありますね。
中盤からカルト教団の関わりが明らかになってきて、だんだん船内のオブジェや死体が宗教色を帯びてくるあたりからはかなりオリジナル。SF色よりもゲームで言えば「サイレントヒル」や映画で言えば「エンゼルハート」みたいな雰囲気が強くなってくる。
ムービーで少女の物凄い不気味な声でマザーグースの
「Twinkle Twinkle Littele Star」が流れるのですが、後半敵の攻撃も厳しくなって船内も徐々に邪教色が濃くなっていく中この曲が流れた時は「世界一恐ろしいマザーグース」だと思いました。
英語版の歌詞の和訳を見るとこのゲームとの相性抜群ですな。
日本版は出ないと思われるので、プレイしたい場合は英語版を手に入れる必要がありますが、やって損はない。
リアルタイムでストーリーが理解できないのは癪ですが、ホラーってジャンルは映画よりも没入感が強いゲームと相性がいいジャンル。
ゲーム好きだけではなく、ホラー映画好きにもオススメ。
しっかしゲームでも映画でも規制って奴は相変わらずテキトーだな。今やってるLeft4Dead2、このゲームに負けず劣らずゾンビの首やら足やらポンポン吹っ飛ぶのに日本語版発売。
てわけで次はLeft4Dead2の紹介。とりあえず今のところキャンペーン3つしか終わらせてないので、5つ終わらせたら書こうかね。
総プレイ時間約15時間