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12 | 2020/01 | 02

観た映画がピンとこない時 

初見でイマイチピンとこない映画っていうのがありますね。
そんなときにオススメなのが、その監督の違う映画を観ること。どんなアーティストも切り口は違えど、毎回テーマには同じようなものを選んでいたりするんだよね。
で、描き方が違うとその人が訴えたかったテーマに気づいたりすることが出来る。「よくわからないけどなんとなく気になる」みたいな作品に出会った時は、同じ監督の違う作品を観るといいかもね。


自分は最近観た中では「マイレージ、マイライフ」がそんな作品だった。
悪くはないけど…どうもシナリオがご都合主義的すぎるように感じてね。ジョージ・クルーニー演じる主人公が「恐怖奇形人間」の土方巽(例えがわかりにくすぎるかw)か!!ってくらいに自分の生き方をあっさり改心しすぎのような気がしてならない気がしてしまった。
人間あんなにあっさり自分の人生観かわるもんかね~と。

で、その後同じ監督の「JUNO」を観たらやっぱり「マイレージ~」の印象も変わるんだよね、面白いことに。


好み的には「JUNO」の方が上だと思うし、多分誰がみても「JUNO」のがいいと思うんではないかと思う。
身近にいる人の愛情や、人生のほろ苦さみたいなものに気づくってのも「妊娠・出産」という女性にとっての一大イベントを経験するっていう展開であれば納得がいくというもの。

この2作品、主人公の立場は「クールなものにアコガレ、人と違ってることにプライドを持つ女子高生」と「バリバリの仕事人間で人間関係はドライにが身上の、エリートビジネスマン」と全く違うようだが、中身は結構似てるのよね。
どちらも他人に依存しないし依存されたくない人間。そういう人間がある事件をキッカケに、他人との関わりを見つめなおすというお話。

先ほどもいったように、「JUNO」の方がそのきっかけになる事件が大きいだけに説得力がある。
で、この監督は音楽とか画作りのセンスがとにかく洗練されてるのね。ポップでキャッチーで、P・T・アンダーソンとかその辺のアメリカ次世代系の監督に通じるものがあって、「JUNO」で炸裂してるサブカルトークとかも気が利きすぎて鼻につくぐらい(笑)

で、それが「JUNO」では結構深刻になりそうなテーマをライトな感じに描くのにプラスに働いているのだが、「マイレージ~」では逆に深刻さが薄れたことによって作品自体も軽く見えてしまってるような気がした。
センスが良すぎるのも考えものってことか。
マイレージは余韻を残す終わり方なんだが、そこがなんとなーく流れて行ってしまったのもその辺が原因なのかな~と。

ま、でも「JUNO」を観た後だと「作者からの問いかけでいろんな解釈が出来るラストととればもうチョイ評価があがるかな~」と感じた次第です。
もしこれから観ようとする人には、個人的には「JUNO」→「マイレージ~」の順番で観ることをオススメします。
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